ドコモ、観光地の映像を配信できる「みんなのVR」を自治体向けに提供

 NTTドコモは6月14日、クロスデバイスと共同で開発したアプリと、クラウド管理サーバをパッケージ化することで、手軽にVRサービスを提供できる「みんなのVR」を、6月30日より法人企業・自治体向けに提供すると発表した。基本パッケージ費(1セット)は1カ月で12万円から、3カ月で20万円から。

 みんなのVRは、操作用のタブレットとヘッドマウントディスプレイ(HMD)に装着するVR視聴用のスマートフォンをWi-Fiで連携し、タブレットでVRコンテンツを選択することで視聴を可能とするもの。視聴中のVRコンテンツは、同時にタブレットや大画面モニターに出力できるため、家族や友人などと映像をリアルタイムに共有できる。


 対応する視聴用スマートフォンは、「Xperia Z5 SO-01H」「Xperia XZ SO-01J」「Galaxy S6 SC-05G」「Galaxy S6 edge SC-04G」「Galaxy S7 edge SC-02H」の5機種。操作用のタブレットは、「arrows Tab F-04H」「Xperia Z4 Tablet SO-05G」の2機種。ヘッドマウントディスプレイについては、モバイルVR対応機種が対象となる。

 また、法人企業などが所有するVRコンテンツなどを利用することで、手軽かつ新たなコストをかけずにVR配信が行えるようになる。VRコンテンツはクラウド管理サーバで管理できるため、遠隔地にあるVR体験ブースでもVRコンテンツの編集・更新作業をしたり、再生数を集計・閲覧したりできる。

 第1弾として、青森県大鰐町、青森公立大学木暮祐一研究室との産学官連携による、青森県大鰐町のVRプロモーション体験イベントを予定している。同イベントでは、弘南鉄道大鰐線や大鰐温泉スキー場など、大鰐町の観光名所を360度カメラやドローン(無人飛行機)で撮影したVR映像を、地域交流センターやアンテナショップに設置した体験コーナーで体感できる。


大鰐町地域交流センター 「鰐come(わにかむ)」

 開催期間は、6月30日~12月末(東京での開催は7月末まで)。場所は「鰐come(わにかむ)」と青森県東京観光案内所(青森県会館1F「あおもり北彩館」東京店内)。

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