リアル過ぎるマリオカート、空を滑空する度胸試し--「VR ZONE SHINJUKU」新作を体験

佐藤和也 (編集部)2017年06月14日 15時51分
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 バンダイナムコエンターテインメントは、7月14日にオープン予定のVR体験施設「VR ZONE SHINJUKU」に導入する新作VRアクティビティのうち、「マリオカートアーケードグランプリVR」と「極限度胸試しハネチャリ」の2つをメディア向けに公開した。

写真の「マリオカートアーケードグランプリVR」と、「極限度胸試しハネチャリ」の2つを、体験会という形でお披露目した
写真の「マリオカートアーケードグランプリVR」と、「極限度胸試しハネチャリ」の2つを、体験会という形でお披露目した

 VR ZONE SHINJUKUは、2016年にお台場で期間限定にて運営を行っていたVRエンターテインメント研究施設「VR ZONE Project i Can」の流れをくむ施設。新宿・歌舞伎町TOKYU MILANO跡地に約1100坪規模で開設する、大型のVR体験施設だ。お台場でも人気が高かった「極限度胸試し 高所恐怖SHOW」「ガンダムVR ダイバ強襲」「VR-ATシミュレーター 装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎」といったものから、自らエヴァに搭乗して使徒と闘う「エヴァンゲリオンVR The 魂の座」や、かめはめ波を撃つことができる「ドラゴンボールVR 秘伝かめはめ波」、VR空間内を自由に歩くことができる多人数対戦型「近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊ARISE Stealth Hounds」などといった新作も設置する。

より“スリリング”で“リアル”な「マリオカートアーケードグランプリVR」

 マリオカートアーケードグランプリVRは、任天堂のレースゲームシリーズ「マリオカート」をテーマに、アミューズメント施設向けに展開している「マリオカートアーケードグランプリ」をVR化したもの。送風や振動といったギミックを搭載しているカート型の専用筐体が用意され、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)やヘッドホンを装着して乗り込む。さらに、手の動きや位置を感知する専用デバイスが取り付けられたグローブも装着。これがVR版における特徴ともいえる。

  • 専用のカート型筐体。キャラクターを示すフロントのマークがマシンによって異なる

  • ハンドルにアクセルペダル(右)とブレーキペダル(左)。走行中の風を感じる送風機も搭載

  • 両手には専用デバイスを装着する

 VR空間内では、マリオカートの世界を360度全天周で再現されており、アクセルを踏みハンドル操作でさまざまなコースを走行。巨大なパックンフラワーやドッスンをかわしたり、カイトを使って空中を滑空するといった特徴的なシーンも体験できる。最大4人まで同時プレイ可能で、この体験会では未実装だったが、実際にはボイスチャットでのやり取りもできるという。

走行中のイメージ
走行中のイメージ

 よくレースゲームでは「手に汗握るスリリングなレースが楽しめる」といったうたい文句がイメージされる。本作も言葉だけ見ればその通りなのだが、ここでの“スリリング”は“勝った負けた”の攻防によるものというよりも“巨大なパックンフラワーが上から襲い掛かってくる恐怖”“巨大なドッスンに押しつぶされそうな恐怖”“カイトを使って高所をリアルに飛んでいるような感覚”といったもののほうが強く、2D画面で見るものとは性質の違うスリルを強く感じた次第だ。

巨大なパックンフラワーが上から襲い掛かってくる
巨大なパックンフラワーが上から襲い掛かってくる

 マリオカートといえば、アイテムによる攻防も特徴のひとつ。従来はコース上に登場するアイテムボックスに、カートごとぶつかってアイテムを入手する形になっていたが、本作では、コース上の風船にぶら下がった状態でアイテムが登場。パン食い競争のようなイメージで、リアルに手を伸ばしてアイテムをキャッチする形となっている。

VR空間ではアイテムを手に入れるために手を挙げている
VR空間ではアイテムを手に入れるために手を挙げている

 そうして手に入れたミドリこうらを、実際に手で投げる動作をすることによってVR空間内で投げることができる。前方に限らず左右や後方に振り向いて投げつけることも可能。ほかにもハンマーも用意され、叩くような動作で相手を妨害することもできる。前述した手に取り付けた専用デバイスで手の動きを感知し、それをVR空間内の自分の手に反映する。

 片手でハンドル操作、片手でアイテムを投げつけたり振り回すのを同時に行うのは忙しさもあるが、体感型のアクティビティだけにボタン1つでは味わえない、腕を大きく動かす必死さがとても楽しく、対人戦が盛り上がる要素にもつながっているように思えたところだ。

 本作のキャッチコピー「このマリオカート、ヤバイ。」と付けられている通りの“ヤバさ”があり、誰もが見たことのあるマリオカートで、誰も体験したことのないマリオカートができるというのが率直な感想だ。

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