インベスターズクラウドとウフルは6月9日、IoTを活用した賃貸住宅のデータエクスチェンジ市場に向け、資本業務提携を結んだと発表した。
インベスターズクラウドの子会社であるロボットホームは、賃貸住宅の入居者、内見希望者などに関わるデータや周辺の家賃相場、土地推定データ、周辺の空室率などの不動産に関するデータに加え、IoTの賃貸住宅に搭載するエッジデバイスデータなどを統合的に集積、分析可能な、データエクスチェンジプラットフォームの構築を目指している。
ウフルは、大量のデバイスの管理、クラウドとエッジデバイス開発の簡略化、ネットワーク等の総コストの全体最適化およびエンドツーエンドのセキュリティ担保などのIoTを実現する上での課題を解決するプロダクト「enebular(エネブラー)」を提供し、データエクスチェンジ市場の活性化のため、エッジデータの付加価値向上をもたらしているという。
今回の資本業務提携により、ロボットホームの「賃貸住宅キット」にウフルのenebularの導入を検討。ウフルのもつIoT領域におけるARMと連携した先進技術やAIを活用したアナリティクスなどのノウハウを活用し、インベスターズクラウドのリアルエステートテックで蓄積したノウハウを融合させることで、オーナー向け情報分析管理サービスや、入居、内見希望者向けの情報提供サービスなど、IoTを活用した賃貸経営情報の可視化の実現に向け、協業していく。
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