インベスターズクラウド、 IoTの賃貸住宅1万室の供給へ--子会社をRobot Homeへ社名変更

 インベスターズクラウドは5月29日、IoT機器「TATERU kit」の開発を行う子会社iApartmentを、6月1日にRobot Homeに社名変更することを発表。Robot Homeから、IoTの賃貸住宅を提供できる「賃貸住宅キット」の販売とOEM提供を開始すると発表した。


概念図

 賃貸住宅キットは、誰でも手軽にIoTの賃貸住宅を提供できるIoTサービス。初期費用8万円で、タブレット型ゲートウェイであるセントラルコントローラを始め、開閉や揺れを感知してスマートフォンに通知するウインドウセキュリティ、IR(赤外線通信)を活用したネイチャーセンサーリモートコントローラなどを装備し、賃貸住宅のIoT化を実現する。

 セントラルコントローラは、IoT機器の操作に加え、ロボットコンシェルジュによる、水漏れなどのトラブルや退居時の連絡など、入居者の毎日の生活をサポート。今後は、複数の企業とのパートナーシップを検討し、提携企業の技術やサービスを生かしながら協業を行うことで、コンテンツの拡充を図り、業界の枠をこえライフスタイルのイノベーション基盤を構築する。


ロボットホームの使用機器など

 賃貸経営をするオーナーは、IoTを活用して「空室状況」、「内見状況」の把握、空室時の「セキュリティ対策」などが可能になる。

 インベスターズクラウドは、ロボットホームからOEM提供を受け、6月1日より「TATERU kit」として「TATERU」での提供を開始。2018年12月までにTATERUの物件において1万室の供給を目指す。ロボットホームの賃貸住宅キットは、賃貸住宅メーカーや賃貸管理会社へOEM提供をし、販路拡大と不動産業界のIoT活用の促進、活性化を図る。

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