Microsoftの「Windows 10 Fall Creators Update」の最新テストビルド「Build 16215」には、多数の新機能とアップデートが含まれている。
この新テストビルドは米国時間6月8日、「Windows Insider」プログラムの「Fast Ring」テスター向けにリリースされた(Microsoftは同日、モバイル版「Windows 10 Mobile」の「Feature 2」アップデートのテストビルド「Build 15222」も公開している。幾つかの修正のみで、新機能は追加されていない)。
Build 16215は、Microsoftが先週うっかりPCテスターにリリースしてしまったビルドよりも新しい。Build 16215には、そのビルド(Build 16212)をインストールしたユーザーが気付いた機能の一部が含まれる。
「Action Center」の通知エリアに、アプリ用の別のセクションが追加された。さらに、「Windows Phone」のキーボードがデスクトップPCにも追加され、高度なテキスト予測を「Windows 10」のタッチキーボードでも利用できるようになる。Microsoftは、片手で使用可能なスマートフォンキーボード風の新しいタッチキーボードレイアウトも追加する。
ユーザーはマイクボタンを使って、デスクトップ上でディクテーションによって英語や中国語のテキストを入力できるようになった。この新しい機能には、基本的な編集や句読点の挿入を行う音声命令のサポートも含まれる。
Build 16215では、「Start」と「Action Center」でのMicrosoftの「Fluent Design System」(「Project NEON」)のサポートによって、Fall Creators Updateの全体的なルックアンドフィールが変更されている。
「Edge」ブラウザユーザーは、新しいフルスクリーンオプションや、ウェブサイトをタスクバーにピン留めする機能を利用できるようになる。
Microsoftは「Cortana」の複数の新機能をオプトイン機能として追加している。当初は、英語(米国)市場が対象となる。Cortanaのカメラロールインサイトは、ユーザーがイベントのポスターを撮影してカメラロールに保存した際に、リマインダーを作成するようユーザーに促す。
さらに、Microsoftは「Lasso」ツールをCortanaに追加する。これにより、「Press and Hold」(長押し)をサポートするペンを使って、画面上の関連情報を丸で囲むと、Cortanaがその日時を認識して、予定のフォローアップを提案してくれるようになる。
Microsoftは「Find My Device」機能を含む、新たなペンとインク機能を数多く追加した。
Build 16215の新しい手書き機能には、他にも、手書き用スペースをより多く確保できるように支援する新しい「conversion and overflow」モデルが含まれる。また、ユーザーは編集したいテキストを選択して、変換済みのテキストに手書きで上書きすることができる。Microsoftはペンスクロールのサポート(現時点では、「Universal Windows Platform」アプリのみが対象)とペン選択オプションも追加している。Build 16215には、「My People」や「Night Light」の改善、新しい動画再生設定、新しい共有機能「Copy Link」のサポートも含まれる。
Microsoftはブログ投稿で、今回のビルドで行ったゲーミングや開発者向けなどの改善についても記載している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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