「iPhone」のスクリーンを割ってしまう人が毎日、あるいは毎分のように発生していることは、おそらく皆さんも知っているだろう。自分も経験があるという人もいるかもしれない。しかし、ひび割れたディスプレイを修理するための「Horizon Machine」という独自の高度な機械をAppleが所有していることは、知らなかったのではないだろうか。同社はこの機械を、より広く共有する見込みだ。
最近まで、電子レンジ程度の大きさのこの機械の存在はほとんど非公表だった。主に世界中のApple直営店と、少数のサードパーティーの修理センターに設置されている。しかし、一部の直営店で修理の待ち時間が長くなったことから、Appleは、Horizon Machineを2017年末までに世界25カ国にある約400の認定サードパーティー修理センターに供給する予定だと、Reutersが報じている。その数は、世界中に4800存在するAppleの認定サービスプロバイダーの約8%に相当する。
Appleは1年間、サンフランシスコのベイエリア、ロンドン、上海、シンガポールの少数のサードパーティー修理センターと、マイアミとミネアポリスのBest Buy店舗にHorizon Machineを設置するパイロットプログラムを実施していた。
多くの認定(および無認可の)修理センターで、AppleのHorizon Machineを使わずにiPhoneスクリーンが交換されている。Reutersによると、「修理マニュアル、診断ツール、正規交換部品を、独立系技術業者および一般大衆に対して適正価格で供給することをメーカーに義務付ける」法律を導入した州もあるという。
Appleは、Horizon Machineを2017年末までに世界25カ国にある約400の認定サードパーティー修理センターに設置する計画を認めた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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