Amazon.co.jpが提供している「Amazon Dash Button(アマゾン ダッシュ ボタン)」は、ボタンを押すだけで普段購入している洗剤やシリアル、おむつなどの日用品を注文できて便利なモノのインターネット(IoT)デバイスだ。身の回りの作業をこのボタンを押して自動処理できるとよいのだが、Dash Buttonはボタンごとに特定の商品を注文するだけの単機能ガジェットである。
そこで今回は、ユーザーの好きな動作をボタン1つで実行させられるIoTデバイス「goButton」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
goButtonは、Dash Buttonと同じハードウェアをベースにしたもの。正しくは、Amazon.comが汎用IoTデバイスとして提供している「AWS IoT Button」を使い、ユーザーが動作をカスタマイズできるシステムを構築した。
使えるようにするには、まず専用のスマートフォンアプリでgoButtonを無線LAN(Wi-Fi)に接続させ、goButton用クラウドサービスと通信できるようにする。続いて、各ボタンにどんな動作を割り当てるかを、アプリからクラウドサービスに設定しておく。後は、ボタンを押せば希望した動作が実行される。
goButtonはWi-Fi経由でクラウドと連携するため、使う際は設定に使ったスマートフォンを近くに置いておく必要がない。そのため、設定した人だけでなく、来客などもボタンを押すだけで使用できるのだ。
例えば、荷物の集荷を依頼する、コピー機の用紙やトナーを注文する、訪問者が受付に到着したことをSMSで伝えるなど、さまざまな目的に利用できる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間7月10日まで。記事執筆時点(日本時間6月6日17時)でキャンペーン期間は33日残っているが、すでに目標金額5000ドルを上回る5800ドルの資金を集めている。
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