仮想現実(VR)というと、VRゴーグルを使って視覚的な体験を楽しむイメージが強い。しかし、体に対する衝撃や接触を感じられる全身VRスーツ「Teslasuit」や触覚フィードバック機能付きベスト「Hardlight」など、より深い没入感を得られるデバイスも存在する。
今回は、以前紹介したものより手軽に触覚が楽しめる、手にはめるタイプのVRデバイス「Hapto VR」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Hapto VRは、手にはめてゲームなどをプレイするためのBluetooth対応コントローラ。手のひらの部分に20個の突起が設けられていて、これが動くことで何かに触れた感触を再現するという。
指の当たる部分には4つのボタンを備え、VRゲームのなかで物をつかんだり押したりといった操作に割り当てられる。また、手の甲と手のひらの側にはセンサがあり、さまざまな動きをトラッキングできる。
対応OSはWindowsとAndroidだが、キャンペーンが成功したらMacおよびiOSでも使えるようにする計画。現時点で対応しているVRシステムは「Oculus Rift」「HTC Vive」「Samsung Gear VR」「Google Cardboard」「Google Daydream View」「Merge VR Goggles」「OSVR」。近い将来、「Microsoft Hololens」「PlayStation VR(PSVR)」にも対応させるという。
Indiegogoでの目標金額は2万5000ドル。記事執筆時点(日本時間6月5日14時)で約1万8000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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