リクルートとCA、従業員のコンディション変化発見ツールの展開で合弁会社設立

 リクルートとサイバーエージェントは6月5日、両社共同の新規事業創出プロジェクト「FUSION」発の事業として、2017年7月を目途に共同出資の新会社「株式会社ヒューマンキャピタルテクノロジー」を設立すると発表した。同社では企業向けの従業員のコンディション変化発見ツール「Geppo(ゲッポウ)」の開発・提供を行っていくという。

 FUSIONは、両社共同での新規事業創出を目的として2016年1月に開始したプロジェクト。Geppoは、サイバーエージェントが2013年7月より社内で運営する適材適所を目的とした独自アンケートシステムの考え方をベースに開発したもの。サイバーエージェント内では、毎月従業員に数問の質問をすることで、従業員の主観的な情報を把握し、最適な人材配置や組織の課題解決に役立てているという。

 ヒューマンキャピタルテクノロジーは、今後Geppoのシステムや設問設計の独自開発を進めていき、最小限の運用負荷で簡単に導入できるよう回答促進や読込、分析、エスカレーションといった運用代行も含めたパッケージにて販売を行う予定。リクルートの人材領域での知見とサイバーエージェントの関連ツールの運用ノウハウを活用し、人材・労働面の課題解決を支援していくとしている。

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