Uberは、財務責任者のGautam Gupta氏が退社することを明らかにした。同氏は小規模な新興企業の最高執行責任者(COO)に就任するという。
Gupta氏は4年間Uberに在籍していた。Uberは新しい最高財務責任者(CFO)を探し始めているという。公開企業の運営または企業の株式公開の経験がある人物に対象を絞って探していると述べた。
現在Uberは公開企業ではないが、近い将来、視野に入れている可能性を示唆している。
またUberは、第1四半期の売上高が増加したという。The Wall Street Journalによると、売上高は前期比18%増の34億ドルだった。損失は7億800万ドルだったが前期の9億9100万ドルからは減少している。Uberによると、配車予約件数は9%増加したという。
「この業績結果は、当社が企業文化、経営体制、ドライバーとの関係の改善に努める中で、当社の事業が健全であり回復力を持つことを示している」と Uberの広報担当者は述べた。「第1四半期に損失額を減少させたことで、収益化に向けた良好な軌道に乗った」(Uber広報担当者)
Gupta氏以外にも、多数の幹部がUberを退職している。スキャンダルが相次ぐ中、この数カ月間で10人ほどの上級幹部がUberを去った。社長を務めていたJeff Jones氏、エンジニアリング担当プレジデントだったAmit Singhal氏、自動運転車プログラムを統括していたAnthony Levandowski氏などだ。
Gupta氏は、Uberを円満退社するようだ。
「Gautamは、世界クラスの財務スキルを持っている」と最高経営責任者(CEO)を務めるTravis Kalanick氏は電子メールの声明で述べた。「この4年間で、アイデアから今日のビジネスにまでUberを築き上げる上で、彼はなくてはならない存在だった。彼がいなければ成し遂げられなかった。彼のエネルギー、集中力、影響力のある熱意を失うことを寂しく思う。Uberの全従業員が、この次なるチャレンジにおける彼の成功を願っている」(Kalanick氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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