ロジクールは6月1日、プレミアムマウスシリーズ「MX」2機種とサイレントマウス・シリーズ2機種を発表した。
MXシリーズは、「ロジクール MX MASTER 2S ワイヤレスマウス」(税別:1万2800円)と「ロジクール MX ANYWHERE 2S ワイヤレスモバイルマウス」(税別:1万130円)がラインアップする。発売は6月15日を予定している。
ハイエンドマウス「MX MASTER」と高性能モバイルマウス「MX ANYWHERE 2」の後継モデルで、いずれも1つのマウスで3台までのコンピュータ間を自由に行き来できる新機能「ロジクール FLOW」を搭載しているのが最大の特長だ。
マルチディスプレイで作業しているような感覚で操作でき、テキストや画像などのファイルを移動したり、テキストもコピー&ペーストしたりできる。MacとWindowsといった異なる環境下でも使える。AndroidやiOSには非対応。なお、あらかじめ専用のソフトウェアをインストールしておくこと、同一ネットワークの接続環境が必要だ。
このほか、1600dpiだった「ロジクールDarkfieldレーザーセンサ」は、最大4000dpiの解像度に上がった。手の動きが少なくて済むようになり、狙ったところに今まで以上にミスなく動かせるという。ガラスや光沢のある表面など、通常のマウスが機能しない面においてもさらに正確かつスムーズに利用できるようになった。
パワーマネージメントも向上し、フル充電すると最大70日間利用できるようになった。また、3分充電すると8時間利用できる。
サイレントマウス・シリーズは、「ロジクール M590 MULTI-DEVICE サイレントマウス(M590)」(税別:3750円)と「ロジクール M585 MULTI-DEVICE サイレントマウス(M585)」(税別:3500円)がラインアップする。
手にフィットするドーム型のデザインで、手のひらを十分にサポートするよう設計しているという。
ロジクール FLOWにも対応するが、3台まで対応するMXシリーズに対し、M590/M585では2台までとなる。
M590は、クリック感はそのままに、従来よりも左右のクリック音を90%以上軽減。静かな場所でもクリック音を気にせず操作できるのも特徴だ。
ロジクールのマウスでは、MX MASTERやMX Anywhere 2から1台のマウスに最大3台までの対応デバイスにペアリングして簡単に切り替えられる「Easy-Switch」機能がついている。
米Logitech グローバル・プロダクト・マネージャーのPaolo Passeri氏はこの機能について、「好評をいただいている。しかし、複数のコンピュータを使うとき、よりよいソリューションがあるのではないかと思った。ロジクールはソフトウェアを介して革命を起こそうとしている。3月に発売したプレゼンター『Spotlight』はハードも秀逸だが、マジックを引き起こすのはソフトウェア。このソフトウェアの進化の波がMXシリーズにも起こっている」と説明した。
MX MASTER 2S、MX ANYWHERE 2Sと新たについた“S”は、ソフトウェアを意味するという。
そもそも、複数のコンピュータはどのぐらいの人が使用しているのか。米国で同社が調査した結果によれば約39%が複数のコンピュータを使っているという。業務を進めるために複数のコンピュータ必要という人は44%にのぼっており、米国の成人人口のうち9%がロジクール FLOWの潜在マーケットだと見る。
Passeri氏は「ファイルをやりとりするために自分自身にメールを送っていた人もいるだろう。でも、もうそんなことをしなくていい時代がやってきた」と語った。
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