ロジクールは6月29日、PCやスマートフォン、タブレットなど3つまでのデバイスを1台で操作できる、テンキー付きフルサイズレイアウトのワイヤレスキーボード「ロジクール K780 マルチデバイス Bluetooth キーボード」(K780)を7月1日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、ロジクール オンラインストア価格は1万250円(税別)。ロジクール オンラインストアおよび、ロジクール製品取扱店で販売する。
K780は、(1)OSを自動で認識(2)マルチデバイス対応(3)スタンド付き(4)テンキー付き(5)Perfect Stroke キーシステム、インカーブキー──の5つを特徴とする。
すでに販売している持ち運べるモバイルコンパクトサイズの「K380」(4130円)、コンパクト&スタンド付きの「K480」(4630円)に続く製品で、利用シーンはオフィスのデスクなどを想定している。
接続するWindows、Mac、iOS、Androidなどの各OSを自動的に認識。OSごとの独自キーやショートカットキーなどを使用できる。ロジクールによれば、キーボードの記号の位置はiOS/Mac/Windows用にそれぞれ最適化しているが、「100%の完全互換ではない」としており、一部キーボードの表記と異なる動作をする場合があるという。
オフィスでもマルチデバイス化が進む中で、GfK Japanの調査によれば、PCを使用中に、スマートフォンやタブレットで文字入力をすることがある人は66%。スマートフォンで長文を入力するときにストレスを感じたことがある人は78%にのぼる。また、4人に1人が仕事中にスマートフォンを使ってメール/メモをとることに後ろめたさを感じるという。
ロジクール クラスターカテゴリーマネージャーの榊山大蔵氏は、「今、われわれが定義したいのは、新たなライフスタイルにあったキーボード。デバイスとOSの垣根を越えて、ボタンスイッチ1つで切り替えられる。それをマルチデバイスキーボードと呼びたい」と語った。
ゲストとして、ウェブサイトの制作などを手がけるアルド 代表取締役 北田将行氏が登壇した。北田氏は、「LINEで仕事のメッセージがくるなど、仕事とプライベートの垣根がなくなってきている」と指摘。
加えて、納品するビデオのチェックをしながらメモをとり、メモをメールで送るといったシーンや、海外にいる技術者や在宅のクリエーターらとチャットでやりとりするなど、マルチスクリーン、マルチデバイスで仕事をすることが日常化しているという。
2週間先行して体験した結果、1つのキーボードでデバイスをボタン1つで切り替えられることにより、「業務の効率が上がった」と感想を述べた。
なお、同日アルドでは自分の日常生活を記録するための無料アプリ「Lifetime Log」を公開している。App Storeからダウンロードできる。
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