Facebookの最高製品責任者であるChris Cox氏が来日した。19.4億人が利用するSNS「Facebook」の製品管理と設計、マーケティング機能を統括する人物だ。
6月1日に開かれた記者向け説明会で登壇したCox氏は、スマートフォンの次に人々の生活を大きく変える“ポストスマホ”は何になるのかという質問に対し、一度はGoogle Glassなどで注目を集めたアイウェア(メガネ型端末)を挙げ、今後10〜15年にかけて普及するとの見方を示した。
「見たい情報やメッセージ、ゲームなどが(目の前の景色に)オーバーレイされて、何をしたいのかを選べるようになるだろう。歴史上のUIの変遷をみていくと、やはり我々が自然にやっていることに近づいている。これまでは手を使ってタイピングしていたものが、日々のコミュニケーションで使っている目や耳や口などに近づいていくだろう」(Cox氏)。
同社は、2014年にVRヘッドセット「Oculus Rift」を開発するOculusを20億ドルで買収している。FacebookのCEOであるMark Zuckerberg氏は過去に、これから10年でVRデバイスの形状は次第に小さくなり、やがてメガネに似た外見になるだろうと語っていた。
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