Googleは米国時間5月23日、ユーザーが最大6人の家族と同社のサービスを共有できるようにする「ファミリー」機能を発表した。共有できるものには、「YouTube TV」やメモサービス「Google Keep」などのGoogleアプリが含まれる。
YouTube TVは、ABC、FOX、NBC、CBS、および一部のケーブルネットワークが参加するライブテレビネットワーク。ファミリーグループを作成すると、家族のメンバーがYouTube TVをそれぞれストリーム視聴できるようになる(編集部注:米CNETはCBSの一部門であるCBS Interactiveによって運営されている)。月額35ドルで、家族のメンバーがそれぞれストレージ容量無制限のクラウドDVR(デジタルビデオレコーダー)を手に入れることができる。
ただし、現在のところYouTube TVは、サンフランシスコのベイエリア、ニューヨーク市、シカゴを含む一部の地域でのみ利用できる。
Google Keepでは、メモの内容を共有したり、共同作業したりできるようになる。これは買い物リストや雑用リストなどに役立ちそうだ。「Googleカレンダー」アプリで家族のカレンダーを共有すると、各自のスケジュールを調整しやすくなるだろう。「Googleフォト」でも、ファミリー機能を使うと写真や動画の共有が簡単になる。
Googleは3月、「Android」デバイス上で保護者が子供のGoogleアカウントを作成できるようにする「ファミリーリンク」を米国でリリースした。それまで、12歳以下の子供は規則上、「Gmail」を使用したりYouTubeにコメントを書き込んだりすることを許可されていなかった。
Googleにとって、子供を早い段階でつなぎ留めておくことはビジネスの役に立つ。それは、彼らが成長してもサービスを使い続ける可能性があることを意味するからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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