医療用チャットサービスを提供しているシェアメディカルは5月19日、一般診療所向けビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)サービスを提供するHealtheeOneと戦略的提携を発表した。
また、使用するタブレット、スマートフォン、PCなどのハードウェアパートナーとしてレノボ・ジャパンが参画する。
すべて同一メーカーとすることで、メンテナンスからサポートまでサプライチェーンを一本化し、調達から販売までを効率化する。現在、シェアメディカルが開発中の「スマート往診システム」でもレノボ・ジャパンは支援するという。
福島県いわき市を拠点とするHealtheeOneは、医療機関の業務効率化を支援するためクラウド型モバイル診察記録アプリを開発。レセプト計算などの付帯業務を、地方在住の医療事務スタッフが代行するBPOサービス「HealtheeOneクラウド」を展開している。
シェアメディカルは、今回の提携によりHealtheeOneクラウドも販売。医療チーム間のコミュニケーションから電子カルテ、レセプト請求までワンストップで提供できる垂直統合型の総合医療ICTサービスとして提供できる体制を整える。
勤務医を続けキャリアを維持しながら兼業で、医療ICTを積極的に活用し往診や訪問診療、遠隔診療などを中心とした地域医療を医師一人で開業する“フリーランスドクター”という新しいコンセプトを提案。2020年までに都内で約2000人のフリーランスドクター誕生を支援し、スマート往診システムで僻地医療など医療空白解消に役立てたいとしている。
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