「Googleフォト」があれば、完璧な写真を検索して共有する作業にもう悩むことはない。
Google I/O 2017で発表された同アプリの刷新版は、写真を共有することをリマインドしてくれるだけでなく、誰と共有するかもリマインドしてくれる。「Suggested Sharing」という機能が、ユーザーの共有傾向を把握し、最適な写真を選択して、写真に写っている人物を基に共有相手を提案してくれる。
Googleフォトには、ライブラリを共有するオプションも追加されている。一部だけ共有したり特定の日付のものを共有したりなど、共有対象をこれまでどおりに制御することが可能だが、ライブラリ全体を共有することもできるようになった。ライブラリを共有した相手は、写真を表示し、自分のライブラリに写真を保存することができる。特定の人物のみを含む写真を共有するように、Googleフォトの機械学習を設定することも可能だ。
Coming soon on #GooglePhotos, we're bringing more ways to share photos and hold onto the moments that matter most. #io17 pic.twitter.com/QcU9Y7spFf
— Google (@Google) 2017年5月17日
またGoogleは、「Photo Books」のリリースも発表した。こちらも機械学習を活用し、ユーザーが好きなだけ画像を選択すると、Googleフォトがそれらを分析し、ユーザーのフォトブックに最適な画像のみを選択する。
続いてGoogleフォトによって写真がブックに並べられ、ユーザーは印刷する前にそれを編集することができる。7インチのソフトカバーのブックは最大20ページで9.99ドル、9インチで20ページのハードカバーのブックは19.99ドルになる予定だ。
最終的にGoogleフォトは、機械学習を活用してユーザーのために自動的にフォトブックを作成するようになる予定だ。例えば、バケーションや結婚式の写真であることを認識して、フォトブック案を作成する。
Googleフォトには、新技術「Google Lens」も組み込まれている。ビジョンベースのコンピューティング機能を利用して写真に写っているものを理解することが可能で、ユーザーの作業は格段に便利になるはずだ。例えば、有名な絵画を撮った写真を開くと、1回タップするだけで画家や絵に関する情報が表示される。
Lensは、2017年中にGoogleフォトに提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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