船井電機、国内市場にテレビを投入--ヤマダ電機が独占販売

 船井電機は5月17日、日本市場におけるテレビ販売を開始すると発表した。4Kモデルと2Kモデルを5シリーズ11モデルをそろえ、ヤマダ電機との独占契約で販売する。発売開始は6月2日。店頭価格については「納得できるリーズナブルな価格で用意する。6月2日の一斉販売時に明らかにする」とし、公表しなかった。

船井電機が日本市場に投入する4K、2K液晶テレビ
船井電機が日本市場に投入する4K、2K液晶テレビ

 船井電機は、1961年創業の電機メーカー。「FUNAI」ブランドとして海外向けの液晶テレビを展開しており、2015年には日本メーカーとして北米での液晶テレビ出荷シェアがトップになっている。日本向けにも、テレビなどを販売していたが、2000年代に市場から撤退。今回が再参入となる。

船井電機代表取締役執行役員社長の船越秀明氏
船井電機代表取締役執行役員社長の船越秀明氏

 発表会では、当初出席予定だった船井電機取締役相談役の船井哲良氏の手紙を船井電機代表取締役執行役員社長の船越秀明氏が代読。「2020年の東京オリンピック、パラリンピックを控え、日本のテレビ市場は拡大が見込まれている。この変化をチャンスととらえ、ヤマダ電機と組んでいこうと決断した。米国で成功した船井電機と日本で成功したヤマダ電機の双方の役割を組み合わせることで、2020年には20%のマーケットシェアを取りたい」と発売の背景を説明した。

 今回発売するモデルは、4Kテレビ「6000/5000/4000/4100」シリーズと、2Kテレビ「2000」シリーズ。北米などで販売しているモデルとは、企画、開発が異なる完全日本向けモデルで、日本ブランドのテレビの画質、機能を研究し開発したほか、メタルスタンドを採用するなどスリムなデザインに仕上げた。

 全モデルにHDDを内蔵(2000シリーズは128Gバイトの録画用USBメモリ)し、録画に対応。地上、BS、110度CSデジタルチューナを2基搭載することで、裏番組録画にも対応する。6000シリーズのみ3TバイトのHDDを内蔵し、地上、BS、110度CSデジタルチューナを6基内蔵。BS、CSを含む5チャンネル分を最大2週間分まるごと録画できる全録モデルになる。5000/4100シリーズは500Gバイト、4000シリーズは128GバイトのHDDを内蔵した通常録画モデルになる。

 無料のスマートフォンアプリ「FUNAI Connect(フナイコネクト)」を用意し、宅内外からテレビ放送や録画した番組の視聴が可能。2017年秋のアップデートにより、外出先からの録画予約にも対応する。

 リモコンには録画ボタンを設け、ワンボタンで録画を開始する一発録画機能を装備。Wi-Fiを備え、Netflix、YouTube、dTV、U-NEXTなどのストリーミングコンテンツの視聴も可能だ。

6000シリーズ
6000シリーズ
  • 5000シリーズ

  • 4100/4000シリーズ

  • 2000シリーズ

6000シリーズ

  • FL-55UA6000(55V型、4K、HDD:3Tバイト)
  • FL-49UA6000(49V型、4K、HDD:3Tバイト)

5000シリーズ

  • FL-65UP5000(65V型、4K、HDD:500Gバイト)
  • FL-55UP5000(55V型、4K、HDD:500Gバイト)
  • FL-49UP5000(49V型、4K、HDD:500Gバイト)

4100シリーズ

  • FL-55UD4100(55V型、4K、HDD:500Gバイト)
  • FL-49UD4100(49V型、4K、HDD:500Gバイト)

4000シリーズ

  • FL-43UB4000(43V型、4K、HDD:128Gバイト)

2000シリーズ

  • FL-40HB2000(40V型、2K、USBメモリ:128Gバイト)
  • FL-32HB2000(32V型、2K、USBメモリ:128Gバイト)
  • FL-24HB2000(24V型、2K、USBメモリ:128Gバイト)

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