ドコモら、コネクテッドカーに向けた5G共同デモを実施へ

　コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパンとNTTドコモは5月16日、2020年以降の自動運転車両の普及を見据え、第5世代移動通信方式（5G）をはじめとするセルラーV2X（Vehicle to everything）技術を利用した共同デモを実施し、共同研究する計画で基本合意したと発表した。

　両社は今回の共同研究計画において、コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパンが持つコネクテッドカー向け技術や制御ソフトウェアなどの開発に、ドコモの5GおよびセルラーV2X技術を加えることで、安全性、快適性を向上させたコネクテッドカーが生み出せると考えているという。

　同取り組みによるコネクテッドカーが実現すると、運転者は走行中の車両周辺の交通状況や天候など運転に影響する可能性のある情報をリアルタイムに確認でき、事前のルート変更やより注意深い運転が可能になるなど、さらなる安全運転の実現が期待できるとしている。さらに、車内のインフォテインメント機能の拡張により利便性が向上し、運転者をこれまで以上にサポートすることにもつながると想定する。

共同デモのイメージ

　共同デモでは、5月24日から開催される「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2017」（会場：東京ビッグサイト）と「人とくるまのテクノロジー展2017横浜」（会場：パシフィコ横浜）に加え、デモ車両のある「横須賀リサーチパーク」の計3拠点をドコモの5Gで接続し、それぞれのカメラで映した4K動画をリアルタイムで接続するという。