Adobeは最新セキュリティアップデートで、「Flash Player」と「Adobe Experience Manager(AEM)Forms」の複数の脆弱性を修正した。
同社の最新セキュリティアドバイザリによると、Flash Playerの7件の深刻(クリティカル)な問題(CVE-2017-3068、CVE-2017-3069、CVE-2017-3070、CVE-2017-3071、CVE-2017-3072、CVE-2017-3073、CVE-2017-3074)を解決したという。
そのうち6件はメモリ破損の脆弱性、1件(CVE-2017-3071)は、解放済みメモリ使用の脆弱性だ。
どの問題も、リモートコード実行の恐れがあり、操作された悪質なファイルや不正なウェブページによって攻撃者がユーザーのシステムを乗っ取るために利用できるものだった。
今回のアップデートは、「Windows」「Mac」「Linux」「Chrome」の各OS上で動作するFlash Playerに関連する。更新後、Flash Playerの最新バージョンは「25.0.0.171」となる。
Adobeはこの機会に、Windows、Linux、「Solaris」、「AIX」上のAdobe Experience Manager Formsのセキュリティ脆弱性も修正した。CVE-2017-3067は、バージョン6.0、6.1、6.2に関連する脆弱性で、攻撃者がAEM Formsの事前入力サービスを悪用し、情報を流出させる恐れがあるものだった。
いつもと同様に、Adobeは直ちにアップデートを適用するよう推奨している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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