アドバンスト・メディアと朝日放送(ABC朝日放送)は5月8日、音声認識技術「AmiVoice」を活用した放送局向け音声文字化システムを共同開発したと発表した。4月から報道局で試験運用を開始している。
音声文字化システムは、中継やインタビュー取材、記者会見など、即時性が求められる映像音声の文字化に特化したもの。ワンクリックで起動と音声認識が行えるリアルタイム性と操作性を実現している。
音声データは発話ごとに自動的に区切られ、認識結果にタイムスタンプを付与。認識結果は、Microsoft Wordに出力でき、音声認識の途中からでも書き出しが可能だ。
従来の人手による書き起こしと比較し、大幅な業務効率化が可能になるとのこと。今後は、試験運用を通じてシステムを改良し、2017年内の正式販売を目指す。
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