スマートフォンは画面が広いほど表示される情報が増え、見やすくなる。動画や写真も、大きな画面だと迫力が増す。そのため、スマートフォンは大画面化が進み、タブレットかと思うほど大きな“ファブレット”と呼ばれるジャンルの製品も見かけるようになった。
ところが、ファブレットクラスになると、電話をかける姿は冗談のようになる。本来スマートフォンが携帯電話であるということを、忘れてしまったようだ。
そこで今回は、手のひらに収まるほどコンパクトなAndroidスマートフォン「Jelly」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Jellyは、画面サイズが2.45インチ(240×432ピクセル表示)の超小型スマートフォン。サイズ92.3×43×13.3mm、重さ60.4gで、ジーンズのコインポケットに入ってしまうほど小さい。しかし、Android 7.0(開発コード名「Nougat」)を搭載した4Gモバイルデバイスで、通常のAndroidスマートフォン同様、Google Playストアからアプリをインストールできる。
対応している通信方式は以下のとおり。nano-SIMカードを2枚使えるデュアルSIMデバイスで、IEEE802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)の無線LAN(Wi-Fi)、GPSにも対応しており、800万画素と200万画素のカメラも内蔵し、最大256ギガバイトのmicro SDカードも使えるため、海外旅行に行く機会の多い人にも最適だろう。
プロセッサは動作周波数1.1GHzのクアッドコア。メモリサイズは、RAMが1ギガバイト、ストレージが8ギガバイト。さらに、RAMが2ギガバイト、ストレージが16ギガバイトの上位モデル「Jelly Pro」を用意する。
バッテリ容量は950mAh。これで、平均して最大3日間の使用が可能という。スタンバイ時間は最大7日間。
そのほかに、加速度センサ、電子コンパス、ジャイロスコープを内蔵し、Bluetoothにも対応している。
なお、技術基準適合(技適)マークを取得しているかどうか不明なため、日本国内での使用を予定している場合は事前に確認しよう。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間6月6日まで。記事執筆時点(日本時間5月8日12時)でキャンペーン期間は29日残っているが、すでに目標金額3万ドルの17倍近い約50万8000ドルの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力