Facebookは、傘下で仮想現実(VR)映画の制作を手がけるOculus Story Studioを閉鎖すると発表した。VRデバイス「Oculus」向けのCG短編映画を制作し、エミー賞を受賞したこともある部門だった。
Oculus Story Studioは2014年に設立され、これまでに「Dear Angelica」や「Henry」のような短編作品を制作した。閉鎖は、Oculus VRのコンテンツ担当バイスプレジデントであるJason Rubin氏により、米国時間5月4日に発表された。
「われわれは、エコシステムにインパクトを与えるべく、リソースを配分する最適な方法を検討してきた。熟慮した結果、社内でのコンテンツ制作から、外部での制作のサポートに重点を移すことを決めた。そうした移行の一環で、Oculus Story Studioを閉鎖する」(Rubin氏)
Rubin氏は、OculusはVRの映画やクリエイティブコンテンツを見限るわけではないと強調し、2016年にはサードパーティーのコンテンツ制作者に2億5000万ドルを出資したと述べた。
「当社は、非ゲーム系の体験型VRコンテンツだけのために5000万ドルを確保する。この資金は、最も革新的で画期的なVRのアイデアの実現を支援すべく、アーティストに直接提供される」(Rubin氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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