「この流れが(Twitterにとっての)確実な上昇傾向なのかどうか判断するには、あと数四半期分のデータが必要だ」とWilliamson氏は語った。
Twitterは、MAUは前年同期比2.8%増で、日間アクティブユーザー数(DAU)は14%増だと発表した。ただし、同社はDAUの実数値は公表しない。それでも、これはTwitterの既存ユーザーがこれまでよりアクティブにサービスを使っていることの証拠にはなる。
Noto氏はTrump氏の必読ツイートや他の世界の指導者や政治活動家のツイートを引き合いに出し、ユーザー増加の一因はTwitterの政治でのプレゼンスの高まりにあると語った。
「世界の政治的指導者や、(政治を)動かす通信社がTwitterを活用していることは、われわれが最も得意とすることを示している」と同氏は語った。
だが、ユーザー数増加はTwitterの増収には直接つながっていない。同四半期の売上高は前年同期比8%減の5億4800万ドルに落ちた。Thomson Reutersがまとめたアナリスト予測の5億900万ドルを上回りはしたが。
業績発表後、Twitterの株価は一時11%上昇した。
Dorseyは業績発表後の会見で、Twitterはまだ「収益については向かい風に直面している」と語った。
「われわれの計画の実行とユーザーの拡大が、長期的に必ずや増収に結びつくと信じている」(Dorsey氏)
Forresterのアナリスト、Erna Alfred Liousas氏は、Twitterの課題は当面終わらないと語った。同氏は、Twitterのユーザー増加はオーガニックなものだというNoto氏の主張に同意はするものの、同サービスにはユーザーや広告主にとって参加するメリットがあまりないという。
「Twitterは、ユーザーが真っ先に向かう場になるという目標を達成するためには、すべてのユーザー体験にわたって着実な改善を提供しなければならない」と同氏は語った。
Monness, Crespi, Hardt & Co.のアナリスト、James Cakmak氏はTwitterの業績発表に先立って、Twitterはユーザーと収益を増やすためには“方向転換”が必要だと語った。同氏は業績発表後も意見を変えなかった。
「Twitterのユーザー増加がこのまま続くという確信を持てない。しっかりした業績を挙げればもちろん評価するが、今の時点では、同社がより一貫性のある戦略を策定し、1四半期より長い期間で実績を示すまでは、慎重な姿勢をとるべきだと考える」と同氏は語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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