Twitterは生き延びられるのか?

Terry Collins Alfred Ng (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年05月01日 07時30分

 ソーシャルメディアでは、Donald Trump米大統領の連投ツイートよりも、昨夜作った鶏料理の写真やSelena GomezとKardashian姉妹のセルフィー(自分撮り)の方が人気があるようだ。

 Twitterは米国時間4月26日、月間アクティブユーザー数(MAU)が2016年末時点から900万人増加し、3億2800万人になったと発表した。これは、アナリスト予測より700万人多く、過去2年間で最強の4半期だった。

 しかし、Facebook傘下のInstagramと比べれば大したことはない。Instagramは同日、Twitterより約10倍早く、2016年末時点から新規ユーザーが1億人増加したと発表した。Instagramのユーザー数は今や7億人と、Twitterの2倍だ。そして、Facebookは20億人近いユーザーを擁していることも忘れてはいけない。


Twitterのユーザー数は増加したが、競合するFacebookとInstagramにはまだ後れを取っている
提供:James Martin/CNET

 だがTwitterは、Trump氏が同社のサービスを自分の広報手段として利用している現在も、ユーザー同士のつながりを強化するための闘争をあきらめてはいない。最高経営責任者(CEO)のJack Dorsey氏は、Twitterは著名なTwitterユーザーおよびツイートを見つけやすくするための方策をとっていると語る。同時に、サービス上での嫌がらせ行為を阻止する取り組みも始めている。

 そして、同社は今でもスポーツ中継やコンサートから政治風刺まで、幅広いジャンルのライブストリーミングで成功したいと願っている。TwitterはNFL(ナショナルフットボールリーグ)のTNF(Thursday Night Football)の試合中継権争奪戦でeコマースの巨人、Amazonに敗北したのだが。

 Twitterの最高執行責任者(COO)であるAnthony Noto氏は業績発表後の投資家向け会見で、第1四半期中、Twitter上で800時間分の動画がストリーミングされたと語った。同氏は、グラミー賞授賞式プレミアショーの動画は500万人以上が視聴したと強調した。

 だが、Twitterは動画広告でFacebook、YouTube、Snapchatと競合する。マーケティングアナリストのDebra Aho Williamson氏によると、2017年の米国での動画広告市場規模は132億ドルに達し、2021年までに222億ドルに拡大する見込みという。

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