子どもに論理的な思考力を習得させたい場合、科学・技術・工学・数学(STEM)教材でプログラミングに親しませるのはよい方法だ。そのため、3歳から遊べる学習用ロボット「KUBO」を以前取り上げた。
今回は、まだ文字を読むことや話すことすらできない0歳児でも遊びながらプログラミングを学べるという、幼児向けロボット「KUMIITA(クミータ)」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
KUMIITAは、横浜市に拠点を置くICONという企業が中心になって開発した、対象年齢が0歳から3歳のSTEM教材。各種コマンドを絵で表現した12cm角のタイル状パネルと、パネル上を走行するロボットで構成されている。ロボットはパネルの上を通る際、目に見えないコードで記されたパネルの指示通に従って動く。これにより、プログラミングの概念が学べる。
PCやタブレットで提供される抽象的なプログラミング環境と異なり、パネルとロボットを手に取れるため、小さな子どもでも遊べるだろう。文字を理解できない年齢から、十分楽しめそうだ。
コマンドパネルは、スタートとゴールを意味するもののほか、前進やその場でスピンさせるパネル、ロボットのLEDの色を変えるパネル、進む方向をLEDの色によって変えるパネル、動物の鳴き声や楽器の音を再生するパネル、特定の音程の音や音楽を鳴らすパネルなどがある。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間5月20日まで。目標金額の3万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間4月24日15時)で約2万1000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと26日ある。
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