2011年の東日本大震災をきっかけに生まれたメッセージアプリ「LINE」は、長年にわたり電話とメールが主流だった日本のコミュニケーションスタイルを、わずか数年でガラリと変えた。そして2017年、LINEはAIと音声によって再び人々のコミュニケーションに革命を起こそうとしている。
そんな同社を率いる代表取締役社長の出澤剛氏に、コミュニケーションを軸に多角化を続ける「事業」、各サービスの成長にともない急拡大する「組織」、さらにこれまで語られることの少なかった「日常」について聞くことで、同氏の素顔に迫った。(全3回)。最終回である第3回のテーマは「日常」。趣味や子育て、日々の過ごし方など、さまざまな角度から出澤氏のライフスタイルを深掘りした。
――まず、出澤さんの趣味を教えてください。
実は、いま趣味と呼べるものがほとんどないんですよ(笑)。社会人になってから、何か趣味に熱中することが急速に減ってしまって。多分、人付き合いする方が面白くなってしまったのかな。
ただ、身体を動かすことは好きなので、よくキャンプやゴルフに行ったりしますよ。あとは今年(2017年)、久しぶりにスキーを始めました。長野出身なので小さい頃はよくやっていたものの、大人になったら行く機会がなくなってしまって。子どもが4歳になって久しぶりにやってみたら面白くて、今年だけでも3回くらい行きました。私が高校生の頃はスキー板って長かったんですけど、いまは短くなって曲がりやすいんですよね。
――いまは趣味よりもご家族と過ごす時間を大切にされていると。
そうですね。4歳と1歳の女の子がいるんですが、妻が土曜日は用事があるので、毎週私が子どもを見る日になっていて、近所の公園にいったり、図書館に連れていって絵本を読んだりしています。面倒を見るというよりは私自身の気持ちのリセットというか、モードが変わってすごくリラックスできるタイミングなので、週に一度そういう時間があるのはいいですね。
――やはり経営者になると、平日はお子さんとのコミュニケーションの時間を作るのは難しいですか。
そうですね、朝は早いですし、夜も遅いので。なので、夜7時ごろにLINEのビデオ通話で、5分くらいですけど、子どもたちと毎日話すようにしています。上の子は最近はテレビを見て相手をしてくれませんけど(笑)。下の子はまだ1歳なので、ビデオ通話自体が面白いらしく相手をしてくれますね。
――日々の食事などにも気を配っているのでしょうか。
他社のサービスになるのですが、2年くらい前に(ダイエット家庭教師の)「FiNC」で痩せたんですね。そのFiNCのメソットを守っていて、野菜、タンパク質、炭水化物の順に食べて、量も3対2対1みたいなことを、無理のない範囲で続けています。
――ご自身で料理をすることもありますか。
料理は好きなんですが、(2016年7月の)上場からは忙しくてなかなか作れていませんね。週末に人が遊びに来ることもよくあって、そういう時は自分で簡単なものを作ったりします。あとは朝ごはんを作るのが好きで、休みの日にはたまに作りますね。特に、ごはんとみそ汁と焼き魚と卵みたいな旅館の朝ごはんが大好きです。
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