「Apple Watch」に競合する製品として開発されているFitbit製スマートウォッチが、製造上の問題により発売延期となる可能性がある。
同製品は、アンテナの位置が悪くGPSが機能しない不具合や、防水機能の不備など、設計上の問題が生じ、発売が当初の2017年上半期から下半期に延期になったという。Yahoo Financeが、事情を知る2人の匿名情報筋らの話として報じている。また、このスマートウォッチの価格が300ドルになる予定だとも伝えている。
Yahoo Financeによると、Fitbitは、スマートウォッチとともにBluetoothヘッドホンをリリースする計画だという。このヘッドホンは、Appleの「BeatsX」に似たものになる。
Fitbitの広報担当者は、うわさや憶測にはコメントしないと述べた。
新製品は、Fitbitにとって重要なものだ。ウェアラブル製品に対する消費者の関心が収まりつつある中、同社は販売増加の維持に苦しんでいる。2107年に入ってからは、販売不振で利益が減少したことを理由に、人員を6%削減すると発表した。2016年に発売された「Fitbit Blaze」は、フィットネストラッカーとスマートウォッチの中間に位置する、日常的に使用できるウォッチを提供するという同社最大の試みで、新製品はそれをさらに進化させるものになる予定だ。
小売パートナー向けにFitbitが用意した資料も入手したとするYahooの記事では、次期スマートウォッチは「Apple Watch Series 2」と同等のカラーディスプレイ、1回の充電で4日間持続可能なバッテリ、心拍数モニタリングとタッチレス決済機能を搭載し、ストリーミングラジオサービス「Pandora」をサポートするとされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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