Samsung Electronicsは、得意の曲面ディスプレイ技術をいかし、側面まで画面で覆ったスマートフォン「Galaxy S7 edge」などを手がけてきた。横の部分は、簡単な情報を表示したり、正面と異なる操作方法を提供したりして、さまざまに活用できる。
同じ技術をスマートウォッチにも応用しようとしたのか、Samsung Electronics傘下のSamsung Displayは、スマートウォッチの側面をディスプレイにする技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間3月23日に「DISPLAY DEVICE AND SMART WATCH」(公開特許番号「US 2017/0082982 A1」)として公開された。出願日は2016年3月17日。
この特許は、正面に向いたディスプレイを備えるデバイスの側面に、カーブさせた第2のディスプレイを搭載し、各種情報を表示可能にする技術を説明したもの。実施例では、丸形フェイスのスマートウォッチ側面に、文字やアイコンを表示するディスプレイのあるようすが示されている。
なお、特許の権利がおよぶ範囲を規定するクレーム(請求項)では、ほとんどの部分で対象をスマートウォッチに限定していない。25個あるクレームのうち、スマートウォッチへの言及があるのは、第24クレームと第25クレームのみ。ただし、バックグラウンド(背景)の部分には、ディスプレイデバイスおよびスマートウォッチに関する技術と明記されている。
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