「Facebook Messenger」では数年前から送金機能が提供されているが、これまでは1対1のユーザー間でしか金銭の受け渡しはできなかった。
米国時間4月11日から「Android」端末とデスクトップコンピュータで、グループ間での金銭の受け渡しがMessenger上で無料でできるようになった。現時点では米国のみで提供されている。
Facebookはブログ記事で、食事代金の割り勘や、グループで贈り物をする場合のカンパを例にこの機能を説明している。グループ送金を行うには、Messengerで新規または既存のグループの会話を表示し、左下隅の「+」記号をタップしてその他の機能を表示し、支払いアイコン($)をタップする。続いて、送金または請求相手を選択する。グループの中の1人を選択するか、グループの全員を選択することができる。
Facebookがなぜこの機能をAndroidとデスクトップのみで提供開始し、Appleの「iOS」ではまだ提供していないのかは不明だ。いずれにせよこの新機能は、Facebookが表向きは「Venmo」と競争しようとしていることを表している。決済システムとしてスタートしたVenmoは、疑似ソーシャルネットワークへと進化しつつある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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