Windows Vistaのサポートは4月11日に終了へ--アップグレードや買い換えを

 マイクロソフトは4月11日以降、Windows Vistaユーザー向けのサポートを終了する。具体的には、新しいセキュリティ更新プログラム、セキュリティ以外の修正プログラム、無料または有料のサポートオプション、オンラインテクニカルコンテンツの更新が提供されなくなる。

 このほか、同日はExchange Server 2007、さらに10月10日(日本時間)にはOffice 2007、Visio 2007、Project 2007、SharePoint Server 2007のサポートを終了するとしている。Windows Vistaと同様に、サポートが終了すると、ソフトウェアに必要な更新が受けられなくなる。

 なお、サポート終了後もWindows Vistaを搭載したPC使うことは可能だが、セキュリティのリスクやウイルスの被害を受ける可能性が高くなる。Internet Explorer 9もサポートが終了しており、Windows Vistaを実行しているPCをインターネットに接続し、Internet Explorer 9を使ってウェブサーフィンをする場合、PCがセキュリティの脅威にさらされる可能性がある。OSのアップグレードやPCの買い換えが必要になってくる。

 また、ソフトウェア開発会社やハードウェア製造元の製品も、Windows Vistaでは動作しないアプリやデバイスが増えていくと予想される。

 Windows Vistaは2007年1月30日、全世界で一斉発売された。時差の関係で世界でもっとも早い発売となったのは日本だった。

 トレンドマイクロが同社の日本国内の個人ユーザーを対象に行った調査結果によれば、3月時点での日本国内におけるWindows Vistaの利用率は2.77%だが、台数にするとまだ14万台が利用されているという。また、Office 2007も全体の9.96%だが、台数では50万台を超えるPCを確認しているとしている。

 なお、Windows 7は2020年1月4日、Windows 8/8.1は2023年1月10日に、Windows 10は2025年10月14日に延長サポートが終了する予定だ。

Windows Vista のサポートが終了します--Windows Help
サポート終了の重要なお知らせ--Office 2007、Exchange Server 2007、SharePoint Server 2007、Visio 2007、Project 2007

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