生鮮食品のEC事業を手がけるベジオベジコは、生鮮野菜の即日配送サービス「VEGERY」の配送地域を関東の1都6県に拡大したと発表した。また、注文用アプリのAndroid版も提供開始した。
VEGERYは、宮崎県産を中心とした九州産の生鮮食品を最短1時間から即日配送するECサービス。当初は有機野菜を中心に展開していたが、食肉や冷凍食品などのラインナップを追加。渋谷に独自の配送センターを構えており、渋谷区、目黒区、世田谷区、港区へは最短1時間で配送可能。また、根津に八百屋を出店しており、その周辺エリアも即日配送できる。
今回のアップデートでは、翌日配送の対象エリアを東京都、神奈川県、茨城県、埼玉県、群馬県、栃木県、千葉県まで拡大。また、iOSアプリに加えてAndroid版もリリースした。これにより、認知の機会を増やし、ユーザー層の拡大につなげたいとしている。
VEGERYでは、質の良い食材を最短1時間で届けてくれることから、スタイリスト、モデル、女優といった芸能関係のほか、経営層などにも多く利用されているという。ユーザー数は非開示だがリピート率も高く、キャンペーンを打ち出していないのにもかかわらず、2回以上利用したユーザーは50%を超えており、週に3回以上利用するヘビーユーザーもいるという。
利用ユーザーの95%が女性で、少しずつ男性ユーザーの利用も増えているという。口コミで利用しはじめたユーザーが多く、「質の良い野菜が欲しいが買い物に行く時間がない」「このタイミングで確実に届いて欲しい」という、ニッチでありつつも確実なニーズにうまくささっているようだ。
最短1時間での即日配送エリアは今後も拡大予定。今回の配送エリア拡大で需要の高い地域を選定し、次の拠点開設における検討材料にしたいとしている。
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