and factoryとKDDIは4月3日、IoT体験型宿泊施設であるスマートホステル「&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH」店で、マルチタッチディスプレイで観光情報を発信する訪日外国人向け実証実験を開始すると発表した。
&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH店内に近隣の観光情報が表示されたマルチタッチディスプレイを設置し、画面上に表示された観光地や名産品に触れることで詳細情報が分かる。実施期間は4月から2018年3月まで。
期間中は、時間帯ごとに選択された観光地や名産品の回数を計測することで、訪日外国人のさらなる観光の魅力化に向けて活用していくという。
今後は、ホテルのフロントなどで生体情報などを登録することで、その宿泊者の国籍、性別、年代に合わせた近隣の観光情報を大型タッチディスプレイに配信する「次世代観光体験」の取り組みについても検討していくとのこと。
これにより、情報提供側の一方通行なコンテンツ提供ではなく、個々人に合わせた最適かつインタラクティブなコンテンツ提供が可能となるとしている。ストレスフリーで先進的な情報を発信することで、周辺施設への効果的な送客と施設間の回遊、訪日外国人に立ち寄ってもらえるような魅力的な観光地の実現を目指す。
&AND HOSTEL ASAKUSA NORTHは、Qrioのスマートキー「Qrio Smart Lock」やフィリップスライティングジャパンのIoT照明「Philips Hue」などを採用しているIoT体験型宿泊施設。2016年8月に第1号店を福岡・博多にオープンし、2017年春、東京の浅草北に2号店をオープンした。
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