福岡県の博多にIoT体験型スマートホステル「&AND HOSTEL」がオープンする。10種類のIoTデバイスを組み込んだ客室やダイニングカフェが設置され、チェックイン/チェックアウトだけでなく、空調管理や観光案内、睡眠管理など、滞在中のあらゆるシーンでIoTを体験できることが特徴だ。予定宿泊価格は、IoTルーム(ツインルーム)が9500円から、ドミトリーは2800円から、ダブルルームは8000円から。
そんな同ホテルだが、開業にあたり必要な物件施工費、IoTデバイス設置・導入費の一部に充当するため、サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営するクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で、支援を求めている。
&AND HOSTELでは、チェックインからチェックアウトまで、10種類のIoTガジェットが活用されている。たとえば、フロントで専用のスマートフォンを受け取り、スマートロック「Qrio Smart Lock」を開けて部屋に入ると、コミュニケーションロボット「BOCCO」が「お待ちしていました、○○さま!」と話しかけながら出迎えてくれる。
また部屋のライトは、ワイヤレス照明システム「HUE」と連動している。朝の目覚めのタイミングに合わせてライティングするといった、IoTガジェットのある快適な宿泊体験が演出されるという。
対応するIoTルーム(ツインルーム)は全部で4室。そのほかのドミトリーやダブルルームにIoTガジェットは設置されていないが、ダイニングカフェなどのオープンスペースにHUEやMESHなどが一部用意されている。
&AND HOSTELで利用できるIoTデバイスは、以下の通り。
同ホテルでは、SmartEyeGlassを使用した福岡観光ガイドをディー・エム・ピーと連携し、開発を推進するという。
また、Makuakeと共同で、話題のプロダクトを実際に体験できるプログラムを開始。第1弾として、Amadana Musicや電玉、 光枡、7つの習慣ゲームなどを展示するという。
Makuakeでの目標金額は100万円だが、記事執筆時点(6月8日11時)ですでに104万4000円の資金を集めている。同プロジェクトで用意された「15万円コース」(ホステル年間宿泊クーポン券&招待プラン、上限5万円の交通費補助付)、「10万円コース」(ホステル年間宿泊クーポン券)の2つの支援コース(それぞれ3名)は、内容が充実していることもあり、開始早々に売り切れている。プロジェクトの残り日数は51日。
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