チャット型の部屋探しサービス「ietty」を運営するiettyは3月31日、センチュリー21・ジャパン、伊藤忠商事から総額2億5000万円を調達したことを発表した。これに合わせて、センチュリー21とサービスの全国展開に向けて提携した。
iettyは、チャットボットと会話をしながら部屋探しができるサービス。職場や自宅にいながら物件提案から部屋の見学予約が可能なことが特徴だ。2015年2月に仲介を開始し、累計10万人以上に利用されており、月間数百人が実際に成約しているという。
その一方で、現在のサービス提供範囲は都心部が中心であり、地方都市で部屋を探している人や転勤にともない部屋を探している人まで、サービスを提供できないことが課題となっていたという。
今回の提携により、センチュリー21や伊藤忠商事がもつブランド力や、900店舗以上のセンチュリー21加盟店ネットワーク、iettyの持つデジタルマーケティングやオンライン接客・AI活用の知見を融合し、同社サービスの認知度向上や全国展開を進めるとともに、加盟店の売上拡大を目指すとしている。
さらに、品質と効率を両立させたチャット接客の実現に向け、チャットボットとAIによる自動接客の研究も進めるという。
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