MOVIDA JAPANは、シードアクセラレーションプログラム「Seed Acceleration Program」の5回目となるデモデイ(プログラム参加者の発表会)を開催した。登壇した13社のサービス内容を紹介する。
Eigoooは、アプリを使い、予約をせずに英語の先生と英会話チャットができるサービス。単語や文法を間違えた場合に先生が添削してくれるほか、その添削内容や単語、文章をその場で保存し、後で見返すことができる。
料金は4つのコースによって異なる月額制で、最も高いコースは月額3980円。なお、現在のCVR(コンバージョンレート)は1.85%だという。今後、中国や韓国などへの進出を視野に入れ、5年後に売上60億円を達成しIPOを目指すとしている。
BrainWarsは、世界中のプレイヤーとリアルタイムに戦える脳トレアプリ。ランダムにマッチングしたユーザー同士で20秒、3ラウンドのミニゲームを解きながら、スピードや正確性などのスコアを競い合う。もちろん、リアルの友人を指定して対戦することも可能だ。アプリのダウンロードやプレイは無料で、オプション機能などに課金が発生する。
日本語版と英語版を5月14日にリリースし、1カ月弱で約2万ダウンロードを記録。ユーザーの対戦数は累計20万回にのぼるという。
ビジネス向けサービスのCategorificは、コンピュータビジョン技術により、類似した画像の抽出を可能にしたサービス。これまでの半年間で、上場企業を含む6社の1000万枚の画像データを処理したという。
具体的には、写真の中に写っているものを自動的に認識し、それと同じものに対して多用されているスタンプをレコメンド表示する。これにより、たとえばLINEのスタンプを探す手間を、通常の6ステップから3ステップにまで省ける。また、見た目の似ているスタンプを近くにまとめて表示できる。
Graphは、ウェブにあふれた統計情報を検索し、そのグラフを生成できるサービス。ターゲットはメディアやブロガーなど。サービスの先行登録を受け付けた際には、2週間で1000人の登録があったという。
なお、生成できるのは棒グラフだけではない。データを地図上に表示したり、人の形を並べて表現したりすることも可能だそうだ。
ギターのエフェクタの音を聴き比べられるサービスがPedal Forge。ベータ版を6月にリリース予定で、日本語と英語とフランス語に対応させる。なお、録音のための機材は、国内大手楽器メーカーが無償で提供しているという。
今後、ピアノやドラム、サックスなどをはじめとする楽器の音色を聴き比べられるようにしていくそうだ。
Sttir(ステア)は、リミックスによる作曲を支援する、フリー音源を共有できるサービス。6月末にクローズドベータ版を提供予定だ。今後、作曲ソフトを提供する企業との事業提携や、リミックスのコンテストなどを考えているという。
LIVE3は、“今夜のイベント”をキュレーションして表示するサービス。イベントの発見、共有からチケットの購入、地図の表示までをアプリで簡単に処理できるという。目下の目標ダウンロード数は10万。2015年には海外でも展開する予定だ。
ムビロビは、一緒に映画観に行く人を見つけたり、映画の情報を共有したりできるサービス。利用は無料。現在はクローズドテスト中で、7月にも正式公開を予定している。なお、サービスの登録にはFacebookアカウントが必要だ。
Combinatorは、プロジェクトと人をマッチングさせるサービス。スタートアップ企業などが、プロジェクト単位で仲間を集められるという。2014年中に1000件のプロジェクト、10万ユーザーの登録を目指す。
たびのたつじんは、海外在住の日本人がツアープランを掲載できるサービス。ツアーの価格はガイド側が設定する。代理店を介さないため仲介手数料をとられず、従来の旅行よりも安く済むという。ツアープランを掲載できるのは、運営側が承認した人のみ。判断基準は、「直接会うかSkypeで会話し、サービスを理解してくれていて信頼できる人」としている。
4meee!は、PCやスマートフォンから閲覧できる、ユーザー投稿型の“まとめ”サービス。10~20代の女性をターゲットとした内容の記事が中心で、記事は4コマ(4つの写真とテキスト)で構成される。純広告やタイアップ記事、アフィリエイトでマネタイズを図るという。
aorb(アオーブ)は、写真を使って2択の質問と回答ができるQ&Aアプリ。たとえば、写真を2枚投稿し「どちらが自分に似合うか」、写真を1枚投稿し「良いか悪いか」などを質問できる。1アクションで気軽に回答できるため、回答が集まりやすいという。
暇スイッチは、暇なときに、同じく暇なほかのユーザーと匿名で交流できるサービス。一度に最大10文字しか書き込めないチャット機能や、会話のフックとなるミニゲームなどを提供する。現在6万ダウンロードで、約300万通のメッセージがやりとりされているそうだ。
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