Elon Musk氏は、「スター・トレック」に出てくる他者と考えを共有する能力「マインドメルド」を試みる時期が来たと考えているようだ。だがMusk氏がやりたいのは、「スター・トレック」のように2人のバルカン人の脳をつなぐことではなく、人間の脳をコンピュータとリンクさせることだ。
The Wall Street Journal(WSJ)の米国時間3月27日の報道によると、Musk氏は自身の創設した新会社Neuralinkを通して、まさにそうしたつながりを探求しようとしている。Musk氏は「ニューラルレース」と呼ぶ技術の開発で積極的な役割を果たしてきた。ニューラルレースとは、脳に極小の電極を移植して、思考を伝達する技術だ。
Neuralinkがどのような類の製品を作るのかは不明だが、医療分野向けの製品になるとみられる(例えば、てんかんや重度のうつ病など、脳に関連する可能性のある疾患の治療)。これは、脳深部刺激療法と同様のアプローチになるかもしれない。脳深部刺激療法では、電池で動く医療機器を外科手術によって患者に埋め込み、神経学的な諸症状(最も一般的なのは、振戦や筋強剛、凝り、運動機能の低下、歩行障害といったパーキンソン病の諸症状)を治療する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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