[ブックレビュー]相談相手になる1冊--「クリエイターが『独立』を考えたとき最初に読む本」

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日経BP社
詳細:単行本 / 232ページ / 日経BP社 / 監修:日経デザイン / 発売日:2017/02/23 / 外形寸法 (H×W×D):21.2cm×15.0cm×1.8cm / 重量:0.4kg
内容:勤め先から独立する前後にぜひ読んでおきたい1冊。スケジュール管理はもちろん、経理や営業まで、独立するとすべてを自分だけでやらなくてはならない。クリエーターだけでなく、独立する人、した人すべてに役立つはずだ。

 企業に勤めながらも「いつかは独立したい」と考えていて、それなりの準備をして独立する場合もあれば、成り行きで独立することになる場合もある。いずれにせよ、企業の傘から離れて、1人で仕事を請け負うようになると、さまざまな問題が発生する。思ったように依頼が来なかったり、経理業務が苦手だったり。独立前は、会社のほかの部署の人たちがやってくれていたことを、すべて自分でやらなくてはならないことが、どういうことか、独立前には想像がつかないものだ。だからこそ、本書のような本は独立を考えている人々にとって、非常にありがたい存在となる。

 本書は、デザイナーを中心として「クリエーター」と呼ばれる人たちに話を聞いているが、「独立する」観点から見ると、ほかの業界で働いていて、独立を考えている人々にも同様に参考になるはずだ。1人になって直面する問題というのは、クリエーターであれほかの職種であれ、似たようなものだからだ。

 10人いれば10人の異なったやり方があるが、多くの人の話を読むことで、自分のスタイルを見つける手がかりになる。これから独立する人だけでなく、すでに独立しているが悩みがある人にも、仕事の取り方、仕事場の決め方、料金の決め方、プレゼンのやり方など、かなり具体的に書かれているので、この本自体が相談相手になる。

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