2013年、当時RSSリーダーとしては著名な存在だった「Googleリーダー」のサービス停止をきっかけに、RSSを利用するユーザーの大移動が起こったことは記憶に新しい。新規にRSSリーダーの開発を表明する事業者や、継続を打ち出す事業者が相次いで現れるなど話題には事欠かなかったが、あれから約3年、RSSリーダーの話題はネットでもほとんど出なくなった。これはRSSを使うユーザーが減少したわけではなく、乗り換え先のRSSリーダーに満足しているユーザーが多い裏返しと言えそうだ。
今回は、ウェブサービスとして提供されているRSSリーダーのうち、インターフェースが日本語化されているサービスに的を絞り、国内での利用者が多いサービス、そして新顔ながらこれからが楽しみなサービスを紹介する。
AOLが提供。Googleリーダーの代替として急遽リリースされたRSSリーダー。豊富なショートカットと多彩なカスタマイズ機能を搭載するほか、RSSフィードのインポートおよびエクスポートに対応。スマホアプリはiOS版のみで、Androidは登場時からリリースを予告するもいまだ登場しておらず、ブラウザから利用するか、もしくはFeeddlerなどの対応アプリを使って閲覧する。
Innologicaが提供。Googleリーダーのサイトで代替サービスとして紹介されている中ではFeedlyに次いで2番目に挙げられるなど評価の高いサービス。AOL Readerと同様に多彩なカスタマイズ機能を搭載するほか、RSSフィードのインポートおよびエクスポートに対応。iOS/Androidアプリに加えてWindows Phoneアプリも用意されているのも特徴。広告表示のない有料版も用意されている。
ドワンゴが提供。かつてはlivedoor Readerという名称で呼ばれていた国産のRSSリーダーで、いったんサービス終了を告知したあと撤回、その後ドワンゴに譲渡された経緯がある。強力なキーボードショートカットが特徴で、記事に5段階の星マークを付けられる。RSSフィードのインポートおよびエクスポートに対応。スマホアプリはなくサードパーティ製アプリで閲覧する仕組み。
カレットが提供。今回紹介する中ではもっとも新顔となる国産サービスで、MyYahoo! の代替として作られたため、RSSフィードを複数列に配置して自由に動かせる仕組みなど、同サービスを踏襲している場合が多い。天気予報やメモ帳などのウィジェットも用意されている。RSSフィードはインポートのみ対応でエクスポート機能は見当たらない。スマホアプリはなくブラウザで閲覧する仕組み。
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