春の新作発表、AppleがiPhone、iPad、アクセサリを刷新--Appleニュース一気読み

 3月16日〜3月22日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

鮮やかな赤いiPhone登場-アップル、iPhone 7シリーズに(PRODUCT)RED Special Edition
鮮やかな赤いiPhone登場-アップル、iPhone 7シリーズに(PRODUCT)RED Special Edition

 Appleは米国時間3月21日に、オンラインで新製品発表を行った。今回はイベントを行わず、プレスリリースとウェブサイトの更新という形となった。

 今回Appleが発表した内容を、以下にまとめた。

  • iPhone 7 / iPhone 7 Plusに、(PRODUCT)RED Special Editionを追加。128Gバイト、256Gバイトに設定される新色で、これまでのジェットブラックと同様、最も小さな容量のモデルには設定されなかった。3月24日発売。
  • iPhone SEは容量を倍増させ、価格は据え置き。32GBモデルと128GBモデルという展開となった。これにより、iPhoneの新製品ラインアップの中で、16Gバイトという設定がなくなった。
  • 9.7インチのiPad発表。iPad Airからシンプルな「iPad」に名前を戻した。プロセッサはこれまでのA8XからA9に改められ、厚みは2013年に発売されたiPad Airと同じだ。2014年に発売されたiPad Air 2と比較すると厚みは6.1mmから7.5mmへと大幅に増加した。A9Xプロセッサ、P3・TureTone対応のRetinaディスプレイ、4スピーカを搭載するiPad Proが、依然として最上位機種だ。
  • iPad mini 2がラインアップから姿を消し、128GバイトモデルのiPad mini 4のみがラインアップに残された。これにより、iPadへの入門機種は、米国の価格で60ドル上昇したことになる。
  • これまで英語版として提供されてきたiPadによるプログラミング学習アプリ「Swift Playgrounds」に、日本語を含む5カ国語のサポートが追加された。アプリだけでなく、iBooksで配布される教材についても、日本語化が施されており、とくに日本でニーズの高い小学校でのプログラミング授業導入に追い風となる。
  • iPhone・iPad向けのケースに新色が登場。またApple Watch向けにも新たなバンドがリリースされた。今回はNikeモデルのバンドも単体販売されるようになった。Apple Watchについては、これまで、レザーバンドやナイロンバンドなどを同梱したモデルが設定されてきたが、今後はシリコンバンドとミラネーゼループのみが設定され、それ以外の素材のバンドは別売となる。
  • iOS向けの新しいビデオ編集アプリ「Clips」リリース。インスタントにビデオを撮りためて編集し、SNSで共有する作品を仕上げられるアプリ。音声認識機能を用いて、喋ったタイミングで映像に字幕を乗せる機能などを搭載。配信は4月から。

 各製品についての詳しいトピックについては、追ってお伝えしたいと思う。

結局アップルは何をいつ発表するのか--過去のデータから本気で分析してみた(3/18)
「ストアにちょっと特別なものが届いた」--Apple Online Storeが準備中に(3/21)
鮮やかな赤いiPhone登場--アップル、iPhone 7シリーズに(PRODUCT)RED Special Edition(3/21)
アップル、9.7インチの新「iPad」を発表--3万円台からのお手頃価格に(3/21)

iOS 10.3アップグレード前に、バックアップを

近づく「iOS 10.3」、アップデード前のバックアップが必須の理由(3/17)

 APFSは、HFS+から大幅に改善されており、SSDストレージへの最適化や強力な暗号化、ファイルのタイムスタンプの改善(1ナノ秒単位で記録可能)、ストレージを節約するための多くの改善といった機能向上がもたらされる。

「iPhone」にAR機能を搭載か--アップルがAR部門に有能エンジニアを確保と報道(3/21)

いまのAppleに、ジョブズ氏は激怒?

 CNETに掲載された、ジョブズ氏が怒りそうなAppleの現状10選。いずれも、問題を解決できていなかったり、シンプルではないものに対して、ジョブズが「NO」を突きつけるだろうというルールで、問題が選択されている。ただし、反論も容易だ。

 例えばAirPodsについては、ワイヤレスオーディオ時代の問題点、すなわち再生デバイスに加えてイヤホンまで充電しなければならない面倒くささが解消されていないと指摘している。確かに、イヤーピースごとの充電する必要がある点には変わりないが、ケースを充電器としたことによって、収納と充電という目的を多重化して煩雑さを排除している。

 またiPhoneのラインアップの複雑化については、米国もしくは先進国という1つの市場プロファイルから、中国、その他新興国という複数のプロファイリングへと、iPhoneの市場が拡大したことへの対応と考えれば、iPhoneのビジネス拡大にとって重要な戦略だ。

 こちらについても、他社のように、市場セグメントごとにむやみに製品を増やさず、許容しうる過去のデバイスを値下げして販売することで、生産や部材調達、ラインアップなどの煩雑さを避けている。

ジョブズ氏が見たら怒りそうなアップルの現状10選(3/22)

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