アップル、ビデオが作れる新アプリ「Clips」--Swift Playgroundsの日本語対応も

 アップルは3月21日、鮮やかなレッドのアルミニウム仕上げのiPhone 7とiPhone 7 Plus (PRODUCT)RED Special Editionや新しい「iPad」などを発表したが、ハードウェア以外に、アプリケーションについても新たな発表があった。

 一つはiPhoneとiPadで、だれでも手軽に楽しく表現力豊かなビデオが作れる新しいアプリケーション、「Clips(クリップス)」だ。

 Clipsには、Clipsを使用中のユーザが自分の声で話しかけるだけで字幕やタイトルのアニメーションが作れる「Live Titles」に加え、漫画コミック風のフィルタ、吹き出し、図形、フルスクリーンのアニメーションポスターなどの楽しいエフェクトにより、個性的なビデオが作れるとしている。

新アプリ「Clips」
新アプリ「Clips」

 ユーザーは、ビデオクリップ、写真、音楽を組み合わせた魅力的なビデオを作り、メッセージアプリやInstagram、Facebookなどを通じて友だちに見せられる。

 Clipsは4月上旬よりApp Storeを通じて無料で提供開始する。対応デバイスはiPhone 5s以降、新しい9.7インチiPad、iPad AirおよびiPad Proの全モデル、iPad mini 2以降、iPod touch(第6世代)、iOS 10.3以降で利用できる。

 このほか、iPad向けのアプリケーション、「Swift Playgrounds(スウィフト・プレイグランド)」の対応言語に日本語、中国語(簡体字)、フランス語、ドイツ語、そしてラテンアメリカのスペイン語が新たに加わったと発表した。

 Swift Playgroundsは、本格的なコードをインタラクティブに楽しく学んだり、試したりできるように作られており、生徒や初心者がSwiftを学ぶのに最適という。Swiftは、Appleが開発した学びやすいプログラミング言語で、プロフェッショナルなデベロッパが世界水準のアプリケーションを開発する際にも実際に使われているもの。

 同日からApp Storeで無料で入手できるようになっており、iOS 10以降を搭載したすべてのiPadモデルに対応している。

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