The Swatch Groupは米国時間3月16日、Appleの「watchOS」やGoogleの「Android Wear」に対抗する独自のウェアラブルOSを開発中であることを明らかにした。
SwatchはCSEM(Swiss Center for Electronics and Microtechnology)と連携し、安全で低消費電力のウェアラブル製品の開発に取り組むと同社の最高経営責任者(CEO)Nick Hayek氏は報道陣らに述べた。バッテリ持続時間は、スマートウォッチの最大の欠点の1つとなっている。
「スイスでわれわれは、小型で消費電力が非常に低く、単体で動作してコスト効率が高く、小さな物体に搭載できるものを開発することに関してはかなりの専門技術を有している」とHayek氏は述べたという。Reutersが報じた。
Bloombergによると、Swatchは2018年後半に傘下のブランド「TISSOT」のモデルに搭載する形でOSをリリースする見込みだという。
従来の時計メーカーらは、Appleのスマートウォッチに市場の大きなシェアを奪われ、痛手を負っている。Canalysの調査によると、「Apple Watch」は現在、スマートウォッチの総出荷数の半分を占めており、2016年第4四半期にはスマートウォッチ総売上高の80%近くを占めたという。Swatchが独自OSの開発に乗り出した一方で、Tag Heuerは今週に入り、ハイエンドの「Android Wear」搭載スマートウォッチを発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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