NVIDIAは、「Pascal」をベースとするチップセットを次々とリリースしている。この最新世代のNVIDIA製品に、組み込みプラットフォーム「Jetson TX2」が正式に加わることになった。
Jetson TX2は、PascalアーキテクチャベースのGPU、「Nvidia Denver 2」「A57」CPU、58.3Gbpsの伝送速度を達成する8Gバイトのメモリ、そして32GバイトのeMMcフラッシュストレージを搭載する。
カメラ処理レーンの数がTX1の2倍になっており、処理パイプラインで2本の4K動画ストリームが処理可能だ。サイズは、TX1と同じ50mm×87mm。
高性能モードで実行すれば、TX1の2倍の性能が得られ、省電力モードで実行すれば、TX1の2倍のエネルギー効率が得られる。
「Jetson TX2は、エッジ側に強力なAI機能をもたらし、新しいクラスのインテリジェントマシンを実現する」と、NVIDIAの「Tegra」担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるDeepu Talla氏は発表の中で述べている。
Jetson TX2モジュールは第2四半期にリリース予定で、価格は1000個以上発注する場合で1個あたり399ドル。
Jetson TX2の開発キットは現在、米国と欧州で599ドルで予約注文できる。その他の地域では、数週間以内に提供が開始される予定だ。
NVIDIAは、「Jetpack」SDKのアップデートも発表した。Linux 4.4カーネルを使用し、マルチメディアAPIがバージョン27.1に更新されたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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