logo

オンキヨー&パイオニア、バランス対応のハイレゾプレーヤーとイヤホンで「5万円以下」を実現

加納恵 (編集部)2017年03月09日 11時02分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 オンキヨー&パイオニアイノベーションズは3月8日、ハイレゾプレーヤー2機種とイヤホン3機種を発表した。バランス接続対応モデルをそろえ、バランス出力による高音質再生の浸透を狙う。


左からパイオニアの「private XDP-30」、オンキヨーの「rubato DP-S1」

オンキヨー&パイオニアイノベーションズ代表取締役社長の宮城謙二氏

 発表されたのは、パイオニアブランドのハイレゾプレーヤー「private(プライベート)XDP-30」(想定税別価格:4万円前後)、ハイレゾ対応イヤホン「SE-CH9T/CH5BL/CH5T」(同:1万2000円前後/8500円前後/5000円前後)と、オンキヨーブランドのハイレゾプレーヤー「rubato(ルバート)DP-S1」(同:4万5000円前後)の全5モデル。「バランス対応のハイレゾプレーヤーとイヤホンを組み合わせて5万円を切りたい」(オンキヨー&パイオニアイノベーションズ代表取締役社長の宮城謙二氏)と思い切った価格を実現した。

 ハイレゾプレーヤーは、2.5mm4極バランスヘッドホン出力と、DAC部にESS製のSABRE DAC「ES9018C2M」、アンプ部にSABRE「9601K」を各2個搭載したフルバランス回路構成を採用。5.6MHzまでのDSDネイティブ再生、192Hz/32bitまでのFLAC、WAV形式の再生に対応するほか、夏頃のアップデートによりMQA再生もサポートする。

 筐体は総削り出しのアルミニウム製で、剛性を保ちながら120g(DP-S1は130g)と軽量化も実現。BTLバランスモード、Active Control GNDモード、ラインモードの切替えができるバランスヘッドホン端子と、3.5mm3極アンバランスヘッドホン端子も装備する。

 Flat、Pop、Rock、Jazz、Dance、Vocalと6つのプリセットモードと最大3個までのカスタマイズ保存ができる10バンドイコライザを搭載。SHARP、SLOW、SHORTの3つのデジタルフィルターを備えたほか、ジッターノイズを低減する「ロックレンジアジャスト機能」も備える。

  • パイオニアの「private XDP-30」。モニタは2.4インチタッチ式

  • 左から、電源ボタン、3.5mmアンバランス端子、2.5mmバランス端子

  • microSDカードスロットは2つ装備

 サイズは高さ94mm×幅63mm×奥行き15mm。16Gバイトの内蔵ストレージのほか、microSDカードスロットを2つ備え、最大416Gバイトにまで拡張が可能だ。本体にはBluetoothとWi-Fiを内蔵し、ネットワーク環境も整備。OSは独自のものを採用しており、オンキヨー&パイオニアイノベーションズネットワークサービス事業本部DAP商品企画部DAP商品企画課の佐野恭平氏は「独自の判断で進化ができ、ずっと使い続けられる」と独自OSを採用するメリットを説明した。

 XDP-30、DP-S1はスペック上はほぼ同等で、違いは「一部のパーツが若干異なる」(佐野氏)ことのみ。しかし音質設計に関しては、オンキヨー、パイオニアの各ブランドの音質マイスターが担当し、独自の音を追求している。「パイオニアははじめてハイレゾプレーヤーやバランス再生を楽しんでいただく方に、オンキヨーはセカンドモデルがほしいと感じている人向け」と佐野氏はユーザー層を話した。

  • オンキヨーの「rubato DP-S1」。モニタは2.4インチタッチ式

  • サイドにはボリューム。rubatoはブラックの1色展開

  • 左から2.5mmバランス端子、3.5mアンバランス端子、電源ボタン

 ネーミングのrubatoは「自由なテンポで」という意味を持つイタリア語。一方、privateはパイオニアが約20年前に発売していたミニコンポと同名だが「懐かしいと感じる人もいるかもしれないが、そこは意識せず、あくまで自分の音楽の時間を楽しんでもらえるようにと名付けた」(宮城氏)とした。

パイオニアからバランス、着脱ケーブルと3つのハイレゾイヤホン

 イヤホンは、MMCXによる着脱式ケーブルを採用したSE-CH9T、バランス対応のSE-CH5BL、エントリー向けのSE-CH5Tの3モデルをラインアップ。いずれも9.7mmのダイナミックドライバを搭載し、筐体の内部にチューブを使った「Airflow Control Port」を採用することで、低音の音圧バランスを最適化し、引き締まった低域とクリアな中域を再現。ドライバを鼓膜に近い位置に設置するノズル形状により、再生音が直接鼓膜に届くほか、波長の短い高音が打ち消し合う反射波形を抑えることで、クリアな高域を再現するという。

ハイレゾ対応イヤホン「SE-CH9T/CH5BL/CH5T」
ハイレゾ対応イヤホン「SE-CH9T/CH5BL/CH5T」
  • 新開発の9.7mmドライバと「Airflow Control Port」

  • 「SE-CH5T」はバランス対応

 CH9Tのみ、アルミニウム製ハウジングと真鍮製ノズルによる異種金属の2層構造にすることで、不要共振を抑制する。CH5BLは、チャンネルセパレーションに優れたバランス接続端子により、対応プレーヤーと接続するだけでハイレゾ音源をより一層クリアに再生することが可能だ。全機種ともに、S、M、Lサイズのシリコン製イヤチップとキャリングポーチを付属。CH9T、CH5Tにはマイク付きリモコンが付く。

デジタル製品

AVの記事一覧はこちら

-PR-企画特集