Microsoftは米国時間3月7日、「Visual Studio 2017(VS 2017)」の正式版をリリースした。最新版はVisual Studioのウェブサイトからダウンロードできる。VS 2017は、旧バージョンのVisual Studioを利用していても、共存させてインストールして使用できる。
価格とパッケージ内容はVS 2015と同様だ。個人開発者や小規模チーム向けに無償で提供する「Community」エディションも提供する。「Professional」及び「Enterprise」エディションも入手可能だ。Enterpriseエディションには、新たに「Redgate Data Tools」や「DevOps Accelerator」が加わっている。
対応OSは、「Windows 10」(バージョン1507以降)「Windows 7 Service Pack 1」「Windows 8.1」「Windows Server 2016 Standard/Datacenter」「Windows Server 2012 R2 Essentials/Standard/Datacenter」となっている。
Visual Studioは20周年を迎えた。最新版では開発者が必要とする特定のコンポーネントを選んで高速にインストールできる。Microsoftによると、VS 2017の起動時間はVS 2015より最大3倍速く、性能も優れるという。
VS 2017は、チームでの作業を支援する機能も特徴となる。また組み込みのツールに、「.NET Core」「Azure」アプリケーション、マイクロサービス、Dockerコンテナなどの機能を統合させ、効率的なクラウド開発を支援する。「Xamarin」ツールも統合しており、開発者はAndroid、iOS、Windows向けのモバイルアプリを容易に構築できる。ライブ単体テストの機能も含まれている。「Visual C++ for Linux Development」も用意される。
Microsoftは同日、他のVisual Studioファミリ製品のアップデートも発表している。「Visual Studio for Mac Preview 4」「Visual Studio Team Foundation Server 2017 Update 1」を公開したほか、XamarinとReact Nativeで構築するモバイルアプリのサポートも「Visual Studio Mobile Center」のプレビューの一部として提供する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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