Facebookは、自殺防止につながるツールをさらに追加した。
Facebookの米国時間3月1日付けの公式ブログによると、同ソーシャルネットワークは「Facebook Live」と「Messenger」にサポート機能を組み込み、人工知能を活用して自殺をほのめかす内容を報告する仕組みを効率化するという。
同社は、世界中で40秒に1人が自殺することを指摘し、自殺を防止する最良の方法の1つが親しい人からのサポートを得ることだという専門家の見解に触れた。
Facebook Live動画上の誰かを支援するために、視聴者はその人物に直接連絡を取るか、その動画を同社に報告することができる。同社は、そのライブ動画を報告したユーザーが友人を支援できるように、情報提供も行う。ライブ動画を共有したユーザーの画面上に一連の情報が表示され、友人に連絡したり、ヘルプラインに助けを求めたり、ヒントを表示したりといった選択肢が提示される。
同社によると、Crisis Text Line、 全米摂食障害協会(NEDA:National Eating Disorder Association)、全米自殺防止ライフライン(National Suicide Prevention Lifeline)といったMessenger上の危機支援パートナーに人々を結びつける機能を追加したという。このテストは、今後数カ月をかけて拡大される予定だ。
またFacebookは、人工知能を活用してパターンを認識する報告プロセスをテストおよび効率化することによって、さらに迅速かつ正確に報告できるようにすることを目指している。自殺を考えている可能性が高い投稿を検出するためのパターン認識もテストしている。このテストは米国で開始される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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