明治座、エプソン販売、エヴィクサーは3月1日、スマートグラス「MOVERIO BT-300」を使った、多言語字幕解説やAR演出を表示するサービスを開始すると発表した。
サービス開始は3月6日。明治座が主催する公演「SAKURA -JAPAN IN THE BOX-」で実施する。この公演では、スマートフォンアプリを使って多言語字幕解説やAR演出を表示していたが、MOVERIOに切り替えることで、ハンズフリーで楽しめるようになる。
エヴィクサーが開発した音響通信ソリューション「Another Track」を採用し、「人の耳には聞こえない透かし音(非可聴音)」を通信媒体として劇場のPAシステムを通じてMOVERIOに演出トリガーを与える方法を採用。これによりWi-Fiなどの設備が必要なく、劇場内の観客に一斉同報が可能になる。
SAKURA -JAPAN IN THE BOX-では、これまでにも透かし音を使うことで、劇中のスマートフォン連動や劇場ロビーにおけるコミュニケーションロボットによる外国語ガイドサービスに取り組んできたという。
SAKURA -JAPAN IN THE BOX-は、日本の伝統芸能とアニメを、和の世界観で融合したインバウンド向けの公演。2016年9月7日にスタートし、3月31日までの開催する。
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