クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を運営するクラウドワークスは3月1日、同社初の地方拠点を、長野県の駒ヶ根テレワークオフィス「Koto」内に共同開設すると発表した。
Kotoは、駒ヶ根市が開設した、ICTを活用して都市部と同じように仕事ができる環境を整えたオフィス。サテライトオフィスとテレワークセンターの2つの機能をもっており、サテライトオフィスでは都市部の企業を誘致し、都市部から仕事と人材の流入を目指す。一方のテレワークセンターでは、都市部の仕事を地方で行える環境づくりをすることで新たな労働機会を創出する。
駒ヶ根市では、子育てや介護など時間的な制約から、就業したくても就業できない市民の働き口確保を課題として挙げており、2016年度よりテレワーク推進事業に着手。新たな労働機会の創出に取り組んでいるという。そこでクラウドワークスは、同社初の地方拠点をKoto内に共同開設し、現地でのテレワーカー支援のための教育や、都市部の仕事を地方でもできる環境を整備することで労働機会を創出するとしている。
Kotoの利用対象となるのは、子育て世代を中心に働く時間に制約のある市民など。クラウドワークスは、新たな働き方であるクラウドソーシングの認知と自ら仕事を得るための実践的講座などのスキルアップ支援を継続的に行うとともに、テレワークでできる都市部などの仕事を市民に発注・管理する。この取り組みは2017年度以降も継続する予定だという。
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