KDDIは2月24日、小型の携帯電話基地局を搭載した「無人航空機型基地局(ドローン基地局)」を開発したと発表した。3月以降順次、全国10カ所の保守拠点に配備し、実証実験を開始する。
ドローン基地局は、災害時に携帯電話サービスの利用が困難なエリアの一時的な復旧を目的として配備されるもの。災害時に陸上や海上からの携帯電話サービスの提供が困難な状況においても、上空からの一時的な携帯電話サービスの提供が期待できるという。
また、携帯電話サービスに加えて、被災地の様子を上空から撮影し、リアルタイムで被災地外のエリアに映像配信する機能も備える。今後は、上空における携帯電話基地局の実用化に向けて、実験試験局の免許を取得し、災害発生を想定した実証実験を各地で実施するという。
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