プロセッサに関する限り、AMDはほぼ10年間にわたって、Intelに対し劣勢に立たされてきた。だが、新しい「Ryzen 7」チップがこの状況を一変させるはずだ。
AMDは新しいRyzen 7チップ3種類を米国時間3月2日に発売する。Ryzen 7シリーズは、いずれも性能面でIntelのハイエンドチップを上回るだけでなく、価格も半額以下となっている。
では、Intelが憂慮すべき理由を、具体的に示そう。
AMDが「Ryzen 7 1800X」をIntelの「Core i7-6900K」(1089ドル)と比較したところ、499ドルのRyzenはベンチマークテスト「Cinebench」で、このIntelのハイエンドモデルを9%上回る性能を示したという。AMDの最高経営責任者(CEO)兼社長を務めるLisa Su氏は、この1800Xについて「市場で最速の8コアプロセッサ」だと語っている。
しかも、性能で上回るのは1800Xだけではない。
同じテストで「Ryzen 7 1700X」も、Core i7-6900Kを4%上回る成績を記録しているのだ。わずか400ドルのチップとしては、本当に驚くべきパフォーマンスだ。
「当社は4年前に『Zen』プロセッサコアの開発を開始した。目標は、前例のない世代ごとの性能向上を達成し、高性能コンピューティング市場に再び選択の自由とイノベーションをもたらすことだった」とSu氏は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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