一見ただのペンプロッタのようだが、人間が描いたようなタッチの絵を出力したり、レーザーカッターやレーザー彫刻機などとして使ったりできる多機能デバイス「XPlotter」がクラウドファンディングサービス「Kickstarter」で人気を集めている。その魅力を紹介しよう。
XPlotterは、レーザーカッターなどの機能を備えるXYプロッタ。レーザーでさまざまな素材の表面を焼いたり、特定の形を切り出したりできる。レーザーを出す部分にはペンホルダが装着可能で、各種ペンを保持して文字などを書かせられる。さらに、空気を吸い込む力で小さな物を吸着して持ち上げる、工作機械のような使い方も可能。
保持できる筆記用具の種類は、万年筆やボールペン、鉛筆、フェルトペンといった一般的なものから、チョーク、木炭など多種多様。角度を付けて装着できるうえ、微妙な制御で人間の手の動きを再現するため、実際に人間が書いたり描いたりしたような文字と絵を出力できる。
レーザー彫刻機としては、紙や革、布、アクリル、陽極酸化アルミなどの表面を焼ける。レーザーカッターとして使う場合も、アルミ以外ほぼ同様の素材の切断が可能。
レーザーの部分に付属の真空吸着装置を取り付けると、小さな金属製ボールなどを吸い上げて動かせる。位置決め精度は0.012mm。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間4月1日まで。記事執筆時点(日本時間2月17日11時)でキャンペーン期間は43日残っているが、すでに目標金額5000ドルの40倍近い約19万8000ドルの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス